９月２８日に、介護老人保健施設気仙苑において、東京合唱団様（団長 長尾正樹様）による交流コンサートが行われました。
東京合唱団は、被災地音楽復興支援活動の一環として、東日本大震災の翌年2012年から毎年3月に「東日本大震災追悼チャリティコンサート」を開催し、そのコンサートの純益金や会場の皆様からいただいた募金を、再生ピアノや楽器類を被災地の保育所や福祉施設等にお届けする活動を行っております。
昨年で７回目を迎えるこの復興支援活動で『いわて三陸復興のかけ橋推進協議会』様を通じて、東京合唱団の皆様お一人お一人の被災者と被災地への思いが込められた再生ピアノが昨年の6月に気仙苑に届けられました。
そして再生ピアノが運んできてくれた素晴らしいご縁のおかげで、今回の交流コンサートが実現いたしました。
当日は、東京から遠路遥々団員30名に加え、指揮者の前田幸康様やピアニストの平野裕樹子様にもお越しいただき、美しいコーラスやピアノの演奏をご披露していただきました。また、男性団員による民謡「大漁唄い込み」の披露には、威勢の良い歌声に会場から手拍子やかけ声が飛び交い、大いに会場を沸かせてくれました。誰もが知っている童謡などの楽曲には、ご利用者様も一緒に歌ったり、輪唱を楽しんだりと会場内が一体となることができました。
ご利用者様の中には、涙を流しながら喜んでいる方もおられ、音楽の力の素晴らしさを改めて体感することができました。
東京合唱団の皆様の活動に、改めまして心より敬意を表するとともに、今後の皆様のお一人おひとりのご健勝を心より祈念いたしております。また、お会いできる日を楽しみにしております。